手書きの温度管理はリスクが高い?

冷蔵庫の扉に記録用紙が貼られていて、定期的に担当者が温度を記入するようになっているのを目にすることがあります。最も基本的な記録方法で、誰でもできることがメリットと言えます。この温度管理にはいろいろなリスクが潜んでいるので注意が必要です。まずは温度の読み取りを間違える恐れがあります。

表示されている値を見たときに勘違いをしてしまうことがあり、正確な数値が記入されないことが考えられます。誤記入も発生しやすいリスクのひとつです。書き間違いは誰でも起こす恐れがあり、防ぐことは難しく、なかなか改善できない問題の一つです。字が汚くて読めないということも考えられます。

記入する人は、あとから読むことが目的ではないので、雑に書いてしまいます。温度管理をしている目的が認識されていないからです。一番大きな問題は、記入していても温度管理にならないということです。本来は異常値を確認するために行うはずですが、このような用紙に記録している場合、記入が目的となっているので何が問題になるのかを認識していないのがほとんどです。

これでは実施している意味がありません。適切な管理をおこなのであれば、電子的に自動で記録される環境を整備した方が良いでしょう。そして異常値があればアラートを発信するように設定しておけば、本来の目的を達成することが可能です。担当者の負担も軽減できるので、多少なりともコスト削減にもつながるかもしれません。

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