湿度計センサーは身近な電子部品

空気中に、どのくらいの水分が含まれているのかを監視する電子部品のことを湿度計センサーと呼びます。温度計は身近な製品に使用されていることが多いけれども、湿度計センサーはあまり聞いたことがない、このように考える人も多いのではないでしょうか。湿度が一定でない場合に品質が悪くなったり装置そのものが誤動作してしまう、このような設備機器には必ず利用されているのが特徴です。コピー機やプリンターなどにも、湿度計センサーが利用されていることをご存じでしょうか。

コピー機やプリンターは粉のトナーと呼ぶものを使い印字や複写を行っているわけですが、このトナーは静電気を持ちやすい特性がある関係から湿度があまり低くなると複写や印字のときに悪影響を与える、逆に湿度があまりにも高いときには静電気が発生しなくなるので、この場合も印刷品質に悪影響を与えるなどのデメリットがあります。ただ、湿度が低いから湿度を上げるなどの制御をおこなうのではなく、転写時の電圧を変化させるなど湿度計センサーから得た情報を元ににして電子回路が湿度に応じた制御信号を作り出して印刷品質を保つような仕組みになっています。また、コピー機やプリンターに利用する用紙、湿度が高いときには用紙にも湿気が生じてしまう、このような紙を使ってコピーや印刷を行うと紙詰まりが多く発生しやすくなるといわれおり、この場合も湿度計センサーからの情報を元ににして電子回路を切り替えながら適切な処置を行える仕組みを持ちます。

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