HACCP義務化で変わること!知っておきたいこと!

HACCPの導入が義務付けられましたが、準備や対策は進んでいるでしょうか。導入が義務付けられた2020年6月1日から翌年の5月月末までは、猶予期間になっており、この間に準備をすることが求められますが、どうすればよいのかわからないという会社もあるかもしれません。対象業種は食品製造・加工、原料関連業種に加えて、食品や飲食物の販売や提供する業種まで幅広くなっており、猶予期限が切れる2021年6月1日からは、全国各地の保健所が検査のため施設内に入ることが認められています。義務付けというと難しく感じますが、基本的にはHACCPの考え方に基づいて食品の衛生管理に基づく内容になっています。

まず加工食品の製造工場では原料の入荷と保存管理、製造工程や出荷の衛生管理、飲食店の場合は素材の入荷と管理、調理・提供までの管理体制の手順を定め、関係する従業員やスタッフ全員に周知徹底します。食品や料理に異物や危険物が混ざっていた場合の対処方法を定めるといった、トラブル時の対処も手順書も必要です。加えた製造ラインを追加・変更したり、新しい機材を導入する場合に合わせて内容を検証して変更することも求められます。義務化によって注目されているのが、HACCP認証です。

認証取得を目指すことで関係者全員の意識を高めるとともに目標を明確にできるというメリットがあります。認証には地方自治体によるものと、業界団体認証、厚労省が管理する総合衛生管理製造過程(マル総)、民間審査機関による認証があるため、目的に応じて利用することが求められます。

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