湿度とは空気の乾燥度合いのことです。空気は一定の量が塊状に移動するため、風通しが良い場所（湿度が低い）場所では低くなります。逆に空気の塊が動きにくい場所（例、部屋の隅等）では空気の移動が少なくなるため、湿度が高くなります。この度合いを測るのが湿度計センサーです。
湿度計センサーを使用する目的として、病気の予防があります。例えば冬場において湿度が低い場合、インフルエンザや風邪やといった症状が発生しやすくなり、逆に夏場は湿度が高い場合、熱中症等の発生が起きやすくなります。その他にも、例えば湿気の多い場所は細菌が繁殖しやすく、また湿気を好む動植物を寄せ付けやすいといった問題が考えられるでしょう。逆に湿気が少ない場所は乾燥しているため、ひび割れや隙間等が発生することがあります。
これらの状況を把握する上で必要なのが湿度計センサーです。温度と異なり湿度は梅雨時や真冬等、一部の時期を除いて体感しにくいものですが、細菌や動植物。あるいは建材等は敏感に反応します。そのため人間の感覚では測れない状態を知るため、湿度計センサーが必要となるわけです。
湿度計センサーには様々なタイプがあります。小型のものから大型のもの。また使用目的も家庭用から業務用まで様々です。例えば病院において、病気の予防を目的として設置する場合、当然ですが大型、業務用のタイプが必要となります。
一方、家庭で健康を維持する。あるいは住宅の不具合をしるためには小型、一般用を使用することが多いでしょう。