今の温度計はデジタル式ですので、目盛りが読みやすく、アナログのときの水銀とは違います。水銀のときは多少の誤差もあり、破損しやいという概念から管理しにくいものでした。また水銀は今では世界中で使用禁止になっています。アナログ式の温度計のセンサーはコンピューター式になっており、感知部分が読み取ることで、すぐに値を出すことができます。
コロナの影響もあり、触れずに赤外線で感知する温度計もたくさんの種類が出回るようになってきました。赤外線を照射することで跳ね返ってきた赤外線の波長を読みとります。あらかじめ波長のデーターをコンピュータに記録させておけば、跳ね返ってきた波長から温度を割り出すことができます。温度計は空気や水、体温など用途が幅広く、日常生活においてはなくてはならないものです。
家の中を見渡してみてもすべてデジタル式であり、数値が見やすくなっているのも特徴です。数値という文字にもひじょうにこだわりのある温度計製造会社があり、子供からお年寄りまで、みやすい文字の開発にも力を入れています。センサーがいかに素晴らしいものであっても、センターがはじき出した数値を読みとることができなければ役に立ちません。ですからセンサーと、見やすい数値がセットになったものが素晴らしいものだと考えてもらうといいです。
センターの感度は年々進歩していますので、特に研究で使うものにとって感度がいいほど、研究成果もいいものが出るでしょう。