日本の厚生労働省の食中毒発生のデータを見ると、6月の梅雨時の時期が食中毒が多く発生しています。また、食中毒までいかなくても食品にカビが発生していたという苦情も多く寄せられるようになります。これは、食中毒を引き起こす細菌やカビを発生させる種類のものは、湿度によって増殖しやすくなる環境があるからです。多くの細菌やカビでは湿度が高くなると、一般的に増殖しやすくなり食中毒やカビの発生につながりやすくなります。
これらの食品事故を未然に防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。それは、日ごろから湿度計により湿度を管理することが大事なポイントです。一般的に、温度にもよりますが湿度が70%以上になると細菌が増殖する傾向が高くなったり、カビが発生しやすくなる傾向があります。ですから、湿度計で日ごとから湿度を管理すれば、細菌の増殖やカビの発生を未然に防ぐことが可能となります。
また、その湿度計についてもセンサーが正常に機能していなかったり、故障していたりすると湿度計の数値が正しく表示されなくなるため、結果として食中毒やカビの発生を招いてしまう恐れがあります。そのため、センサーが正しく表示されているかどうかを確認するため、2台の湿度計を用いて正しく湿度が表示されているか確認したり、機器のメンテナンス業者に依頼しセンサーが正しく機能しているのか確認することが大事なポイントとなります。またこういった管理については行政機関にも推奨されていますので、必ず実践することが大切なポイントです。